
こんにちは。ファイナンシャルプランナーもやっている、ガクマーケティングの井上です。
突然ですが。あなたは「年間いくらあれば生活していけるか」を考えたことがありますか?
意外と知らない「1年生きるための必要金額」。計算したことがない人は要注意。10年後に痛い目をみるかもしれません。
貯金できる金額ではなく、生きていくために「必要な金額」を計算してみると、気付きがあります。 「こんなにお金使うの!?」という驚きです(笑) 非常にインパクトのある体験になります。
今後の節約、資産形成などにも役立つ考え方だと思います。ぜひ試してみてください。
目次
生きていくにはお金がかかる
当然の話…ですが、いったい正味いくら必要なのでしょう。年間いくら稼げば最低限生きていけるのでしょうか。
たとえば、こんな場合だとしたら。
- 家賃 50,000円
- 光熱費 15,000円
- 食費 40,000円
- 保険 10,000円
- 通信費 10,000円
- 交通費 10,000円
- 交際費 20,000円
- お小遣い 20,000円
- 合計175,000円
- 手取りが200,000円だとしたら、貯金は25,000円
ありがちな家計簿だと思います。それほど珍しいものでは無いと思いますよ。僕も昔はこんな感じでした。
この人の場合だと、年間生きていくのに必要なのは175,000×12ヶ月=2,100,000円必要となります。(急な出費は無しと仮定)
どうでしょう。印象が変わりませんか。人間が一人で生きていくのに210万円も必要なんです! 驚きの数字です。思わず削りたくなりませんか?
1年生きていくのに210万円です。10年生きるのに2,100万円。社会人生活が40年だとすると、8,400万です。とんでもない数字です。人間生きていくにはお金がかかるんですね。。。
ちなみに、私は月10万、年間でも120万円あれば生きていきます。詳しくは【2021年】現役FPのアセットアロケーションと、リスク許容度の考え方の記事でも紹介しています。
こんなに節約するようになったのは、私も1年間でいくら必要なのかを計算したのがきっかけだと思います。1年間生きていくのに210万円も稼がなきゃいけないなんて、あまりにもハードルが高すぎると思ったんです。
210万円も稼ぎたくありません。もっと生活はミニマムでいい。物を買わないし豪遊もしなくていい。部屋は8畳あればいい。私はそれでも十分人生を満喫できる自信があります。
夢物語を言ってしまえば、年間に必要な金額が50万くらいであってほしい。それならば、コンビニのアルバイトでも十分すぎるくらいお金がたまっていきます。
人間が生きていくために必要な金額、それは人それぞれです。しかしその金額の大小によって人生の満足度は変わりません。何にストレスを受け、何に満足するかは、その人の気持ちのあり方次第です。
豪華な暮らしじゃないにしても、人生は楽しめます。それならば必要経費は少なくして、稼がなきゃいけない金額はミニマムして、もっと生きやすく。なんて考えもできるわけですね。
「年間の金額」で計算する大切さ
「年間の金額」を計算してみると、インパクトがある数字が出ます。
これはサブスクリプションを計算するときも同じ。月額500円で最新のネットニュースが読み放題! というサブスクありますよね。月額500円と言うとお手頃価格。でも年間で契約すると6000円かかっています。
私の個人的な予想なのですか、人間は月額で計算すると「お小遣いの中でどれくらいの余裕があるか」という計算をしてしまいがちです。
サブスクリプションなんてのは、まさにその心理をうまく活用していると思います。お小遣い20,000円のなかでは、500円は余裕の出費です。
ところが年間で計算すると「果たして、たかだか最新のニュースが見れるだけで、年間6000円も払う意味があるのだろうか? Twitter の最新ニュース一覧でも良くないか?」などと発想が変わります。本当に価値があるサービスか、品定めします。
たとえ月500円でも、年間6,000円。大きな金額です。年利3%の株式を20万円分も保有していることになります。しかも、この節約という名の株式は、全くの「ノーリスク」で、世界中どこを探しても見つからない優良な株式と言えます。
年間での金額は? という視点を持つことで、 お金に対して数倍敏感になれるます。特にサブスクリプションサービスが多い現代では、こんな視点を持っておくと、無駄金を極力減らせると思います。
まとめ:生きていくのに、いくら必要なのか知ってるかい?
貯金をする前に、まずは年間いくら必要なのかを、計算してみることがオススメです。
現状ベースでいいので、計算してみましょう。かなりショッキングな数字が出ると思うので、心してくださいねw
もし、あなたが生きていくのに必要な金額が「年間10万円」であれば? あなたは一か月コンビニバイトをするだけで、1年は楽勝でいきていけます。そうするとほら、節約したくなってきたでしょう?
でも実際はそんな小さな金額ではなくて。
年間生きていくには数百万円のお金が必要です。それを膨れ上がらせているのは、大きな出費ではなく、月々の小さな支払いの積み重ねだったりするのです。
だからこそ、家計を見直し、月々・年間の支払いを把握することが大切です。
計算はザックリで OK だと思います。「マネーフォワードを入れてクレジットカードで決済して家計簿をつけて、 1ヶ月のデータを集めてから12倍にして計算しよう」 なんてことは全くの不要です。今自分がどんな保険に加入してどんなサブスクリプションを契約しているか、をまとめるだけでも充分価値があります。
ざっくりでもいいから計算して、 その数字からインパクトを受けましょうw 節約したいと思ってから、 家計簿アプリなど活用していけばいいと思いますよ。
ガクマーケティングでは、ファイナンシャルプランニングもやっています。毎月いくら貯金していけばいいか、と言う視点だけでなく、お金に詳しくなれる知恵をご提供します。気になる方は、このブログのお問い合わせフォームからご連絡ください。
それではまた!