7つの習慣の手帳術を、汎用品の手帳で代用する方法をご紹介します。
用意するのは、その辺の文房具屋で買える、ウィークリー手帳でOK。
明日から使えて、目標をコツコツ達成できるようになる「7つの習慣の手帳術」を身につけよう。
“7つの習慣の手帳術”とは
スケジュール管理のテクニックだ。全世界で3,000万部売れた大ベストセラー「7つの習慣」という自己啓発本に書かれている。
世界1500万人が愛用する「成功する人」の手帳入門編
全世界で1500万人に選ばれる大人気手帳の「入門版」が今年も登場! 大ベストセラー「7つの習慣」のエッセンスが詰まった画期的な手帳です。時間管理能力が上がり、「最優先すべきこと」を優先する習慣がつきます。ビジネスパーソンの圧倒的信頼を獲得し、驚きの効果が実証されている、充実した一年のための手帳です。
7つの習慣 入門手帳2021 単行本より
特徴は、タスク重要度の捉え方にある。急ぎではないけど、重要度が高いことを、最優先とする。目先のタスクばかりに取り組み、ふと気づけば12月で「今年の目標は……なにも進んでいない」なんてことを防止してくれるわけだ。
そんな7つの習慣式の手帳術を、少しアレンジして1ヶ月続けてみた。結果は、とても良いものだった。目標を少しずつ達成できて、コツコツと、でも確実に進んでいる。ぜひ、たくさんの人に知ってもらいたいテクニックだ。
そこで今回は、スケジュール管理や、目標未達に悩んでいる人に向けて、わたしが実際に使っている手帳を晒しながら、使い方を説明していこうと思う。
7つの習慣式でつくった手帳を公開
汚い手帳で恥ずかしいが、こんな具合にガリガリ書き込んで使っている。当初つくったスケジュールを達成することは、さほど重要ではないため、変更があった部分はラフに赤入れしている。

ちなみに、先に紹介したAmazonリンクの「7つの習慣の手帳」は使っていない。その辺の文房具屋で買った「NOLTY アクセスA5-3」にお世話になっている。ウィークリー手帳なら、ほぼOKだと思う。
7つの習慣 手帳術のやり方【アレンジあり】
まずは左側。「1週間コンパス」から埋めよう。

いわば1週間の目標だ。自分がもっている役割ごとに1つずつ目標を設定しよう。(役割:自分・サラリーマン・夫・町内会長などなど) むろん1週間で達成できる目標だから、控えめに。とはいっても、役割は複数あるはずなので、全部達成するには、簡単ではない。
次にスケジュールを書く。1週間コンパスをクリアできるように計画をたてよう。無理はしない程度に、詰め込む。1時間単位で区切たって、どうせスケジュールどおりにはいかない。ざっくりで十分だ。
スケジュールができたら準備完了。
手帳を見ながら生活していこう。スケジュール変更は柔軟に。人付き合いはスケジュールより優先してよいし、やむを得ず残業で遅れたら、スケジュールは後ろ倒しにしよう。罪悪感を感じることはない。やるべきことをやって、後ろ倒しになるなら、そこは胸を張っていよう。
わたしは1週間がおわったら一番下に「1週間の振り返り」を書いている。

1週間の反省と、翌週への意気込みだ。書いて言語化すると、モチベーションにつながる。(2週間後くらいにパッと読み直すと「苦しんでる、苦しんでる」と笑える)
ざっと、こんな仕組みで手帳を作っている。
これで続くがどうか不安だったが、コツコツ続けて、今日で1ヶ月になった。
1ヶ月、7つの習慣式手帳を続けた効果
まずはデメリット。特に感じていない。
手帳作りに時間はかかるが、たった1時間程度だし気にならない。強いてあげるなら、アナログ手帳だから、紛失したら終わりなことか。時たま、スマホのカメラで写真をとってバックアップした方がいいかもしれない。
メリット。目先の利益に、飛びつくことがなくなった。大切なことだけを、やるようになった。目標が、達成できるようになった。
「このツール面白そう!」と飛びついて半月無駄にしたり、いまは「英語の時代だ!」とかいって、先々の計画もなくいきなり英会話教室に通ったりしていたわたしが、今は「それは重要じゃないからやらない」と、はっきり否定するようになったのだ。大切なことにだけ、時間を使えている実感がある。
紙の手帳の良さとは、一覧性だ。
開くたびに、1週間コンパスに書いた目標をみる。昨日のスケジュールが達成できたか、意識してしまう。スマホが教えてくれる「明日の予定」なんてものより、過去に考えていた「目標」のほうがずっと大切なのだ。
7つの習慣式手帳術は、そこいらの事情をうまく汲み取ったやり方と思う。書く欄があると、埋めたくなってしまう。ついつい書く。ついつい見る。ついつい、進む。
価値あることを、続けよう
1ヶ月やってきたが「頑張って続けた」と思ったことはない。スマホの手帳をやめたので、自然、ストレスは感じなかった。手帳にびっしり書く満足感も、背中をおしている気がする。これからも、ずっと続けていきたい。
良い習慣が続くのは、善いことだ。
悪習慣をへらし、良い習慣を増やす。そのうち、1日が良い行いでいっぱいになる。生きているだけでも楽しくなるはずだ。人生の9割をつくっている習慣を、価値あるものにしていきたい。
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»ワタシのシュウカン

「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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