Kindleの本を、PDFで保存しよう。
Mac標準搭載のAutomatorと、無料公開されているXnConvertというアプリをつかって、誰でも簡単にコピーできる。
PDFにしてしまえば、さまざまなメリットがある。オフラインでも読めるし、iPadとApple Pencilで「本に手書きメモ」ができたりする。
なお、書籍の複製は、私的利用なら合法である。しかしもちろんのこと、複製したものを他人に渡したりたり、私的利用の範囲を超えると違法になるのでご注意いただきたい。
Kindleのような合法サイトで配信されている電子書籍のスクリーンショットを撮影するのは「問題ない」という。もちろん、違法にアップロードされたコンテンツをスクリーンショットするのは違法となる。
https://lovemac.jp/1051
(中略)
法律上は、データそのものにコピーガードの仕組みがあった場合、それを解除してデータを複製したら違法になるという。
AutomatorでKindle電子書籍をコピーするレシピ(Automator)
Automatorを起動して、以下と同じようなレシピを作ってください。

このうち、「操作を記録」となっている部分は、マウスのクリック位置を記憶しているものだ。Kindleで次のページに進むようにクリックした操作を記録している。右上の赤いボタンから記録できるので、あなたのパソコンで記録してみて欲しい。
いろいろと動作するワークフローだが、ようするに「スクリーンショットをとって→次のページへ」を繰り返しているだけだ。
このように画面を配置して、準備ができたらワークフローを走らせる。

次の行程では、これを本1冊分にトリミングすることになる。ちょうど良い画像編集アプリがあるので、それを活用していく。
スクリーンショットを加工するアプリ
「XnConvert」というMacアプリを使用する。AppStoreから無料でDLできると思うので、探してみて欲しい。このアプリは、指定ピクセルで画像をトリミングする機能がある。複数画像に一括操作できるので、うってつけだ。
まずは入力タブに、画像を一括でインポートする。

次に動作タブで、画像の切り取り位置を指定する。イラストレーターなどの画像編集アプリがあれば、それを使ってピクセルを計測する。なければ、このあたりのWEBアプリを使ってみるのがオススメだ»画像ピクセル測定アプリ

変換がうまくいけば、ここで完成である。
複数のpng画像をPDFに結合するレシピ(Automator)
上記で完成はするのであるが、大量のpng画像を保存することになる。ページ管理をするのも面倒なので、PDFにまとめてしまった方が、何かと楽だろう。これまたAutomatorの力を借りて変換してみる。
以下のようなレシピで、複数のpng画像をPDFに結合できる。

あとはHDに保存しておくだけだ。オフラインでも読めるし、iPadとApple Pencilで「本に手書きメモ」をしたり、存分にPDFらしさを活用しよう。
容量をかなり食うので、専用のSDDなどを持っておくのも良いかもしれない。
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「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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