こんにちは。ガクマーケの井上です。
公務員試験では『グループワーク』がブーム。
このグループワークは、普通の面接とはまったく違います。まったく対策せずに挑むと、雰囲気の違いに飲み込まれて、そのまま終わってしまうことも。
対策している人と、そうでない人の差が大きく出ることもあります。
そこで、グループワーク対策を、数回にわけて紹介します。
第1回のこの記事では、
- グループワークとは?
- グループワークと集団面接・集団討論の違い
- グループワークのやり方
- よくでるテーマ
- 人数
- 時間
など、ぜったいに覚えておきたい、グループワークの基礎知識をお伝えします。
グループワークでアピールすれば、個別面接でも有利だと思います。ぜひぜひ活用してみてください。
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連載目次
- まとめ【これで完璧】公務員試験のグループワーク対策講座まとめ
- 公務員試験のグループワークとはなんぞや?【グループワーク対策講座①】
- 公務員試験のグループワークで面接官がみる3つのポイント【グループワーク対策講座②】
- 司会だからと安心するな!【役割分担】について解説|公務員試験グループワーク対策講座③
- 公務員試験のグループワーク対策講座④誰でも出来るヤツに見せるトーク術・裏技7個を紹介!
公務員試験のグループワークの対策をしないとどうなる?
グループワークは手慣れている人たちが集まると、すごい勢いで話が進んでいきます。
そんな中で、まったくの未経験だと、自分をアピールできずに終わってしまうことも。
周りのスピードについて行くには、
- 事前にグループワークのやり方を予習して
- 面接官がどこを見るのかを把握して
- 役割分担を考えて
- よくでるテーマを予習しておく
ことが大切です。
公務員試験で流行りの『グループワーク』とは、groupのwork(仕事)

グループワークとは、グループごとに作業させる面接です。
みんなの素の表情を見て、協調性やリーダーシップなどをチェックします。
作業させるところがポイントです。
作業させることで、面接官側としては、グループワーク中に受験生が『もし採用されたら、どんな感じに働くのか』が、わかりやすいんです。
なので、多くの自治体で、面接にグループワークが使われてます。
公務員試験のグループワークの特徴
成果を提出・発表するのが、グループワークの特徴です。
グループで話し合ったことを、グループ仕事の結果として発表します。
もちろん、結果だけを見るわけじゃありません。
あなたが、どれくらい仕事に貢献しているか、がポイントになると思います。
グループディスカッション・集団討論・集団面接の違い
全部それぞれ意味が違います。
「集団面接とグループワークってほぼ一緒でしょ?」と私も思っていたのですが、そんなことはありません。
以下にそれぞれの違いをご紹介しますが、解釈が違う場合もありますので、自治体の受験要項をよく見ておくことをオススメします。
集団面接

個別面接を、まとめて複数でやること。と私は言い換えています。となりの人と話すこともなかったりします。
主に、時間短縮が理由で採用されるイメージです。受験者数が多い自治体では1人1人面接していると、いつまでたっても終わりませんから。
ただし、
- 比較されやすい
- 他の人と回答が違って焦る
という感じで、いちおう普通の面接とは違います。
集団討論

テーマについて皆で話し合います。
テーマは複数だったり、1つだったり様々。成果の発表はなく、ひたすらグループで話し合って終わりですね。
とはいえ、カチッと決まっているわけではありませんので、成果物の発表を求められる可能性もあります。
グループディスカッション
グループディスカッション=集団面接です。ほぼ同意で考えていただいて大丈夫だと思います。
場合によっては集団討論だったりも・・・このあたりの「カタカナ言葉」は解釈が違う場合もありますので、自治体の発表をよく見ておくことを勧めます。
グループワーク

テーマについて考え、成果を発表します。グループディスカッションの進化系って感じですね。
グループディスカッションは、やることが多く、難しいです。
しかし、グループディスカッションの練習をしておけば、集団討論にも対応できる、ともいえますね。
ポイントまとめ
集団面接︰個別面接をまとめて複数で。
集団討論:テーマについてグループで話し合う
グループディスカッション:集団面接と同じ
グループワーク:テーマについて考えて、成果を発表する
公務員試験のグループワークのやり方
- 試験前に、事前にグループ分けされる。
- グループにテーマが与えられる
- 試験開始
- 自己紹介する
- 役割を決める(司会・書紀・タイムキーパーとか)
- 前半で、テーマについてアイデアや意見を出し合う
- 後半で、アイデアや意見をまとめて、成果を作る
- 最後に、グループおきに成果を発表する
今は、ざっくり流れだけ見ていただければOKです。役割や、成果のまとめ方は、次以降の講座で紹介予定です。
公務員試験のグループワークの人数
5人以下でやるのが多く、多くても10人くらいだと思います。
各参加者に、役割(リーダー、タイムキーパー・・・)を割り当てて、効率よく進みていくのがスタンダードのやり方です。
「人数が多いと、役割がなくなるかも」という心配もあるかもしれませんが、ハンデにはなりませんのでご安心ください。
合格する人はどんな役割でも、役割がなくても合格します。逆に、合格できない人はリーダーになっても合格できません。
役割に左右されず、臨機応変に動けるので、役職がなくてもメリットはあると思いますよ。
公務員試験のグループワークの時間
短くて30分、長くて1時間くらい。
いざグループディスカッションが始まると、緊張と焦りで、あっという間に時間が過ぎます。
1時間もあるなら、なんとかなるだろう!と思っていると、あっという間に時間がなくなっていますよ!
公務員試験のグループワークでよく出るテーマ
時事問題や、その自治体で問題になっていることが、よく出題されます。
時事問題は、一般教養試験で勉強する内容でOK。速攻の時事をやっておけば、大体の話題について行けると思います。
自治体の問題は、少子高齢化、人口減少対策、防災・減災、観光客の減少、なども出題されます。
まとめ:公務員試験のグループワーク対策講座【第1回】

お疲れ様でした。
ここまで読んだあなたは、『グループワークのやり方がわかり、しっかりした基礎知識がある』状態です。
次回紹介する『グループワークで面接官がチェックすること』も、すんなり理解できると思いますよ。面接官の目線を持つことは、合格には重要なファクターなので、ぜひ次も御覧ください。
では、今回の内容をざっくり復習していきたいと思います。
グループワークとは?
実際の仕事と同じように、みんなで話し合って結果を発表する面接。
グループワークのやり方は?
テーマについて話し合い、それをまとめて成果にする。
グループワークの人数は?
5人くらいで、多くても10人。
グループワークの時間は?
1時間くらい。あっという間に過ぎるので油断しないこと。
次回は『グループワークで面接官が気になること』を紹介。>>>公務員試験のグループワークで面接官がみる3つのポイント【グループワーク対策講座②】 – コウムノート
連載目次
- まとめ【これで完璧】公務員試験のグループワーク対策講座まとめ
- 公務員試験のグループワークで面接官がみる3つのポイント【グループワーク対策講座②】
- 司会だからと安心するな!【役割分担】について解説|公務員試験グループワーク対策講座③
- 公務員試験のグループワーク対策講座④誰でも出来るヤツに見せるトーク術・裏技7個を紹介!

「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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