こんにちは。ガクマーケの井上 です。
念願のHHKBを購入しました!ありがとうアマゾンプライムデー!
そこで今回は『HHKBを1週間使い倒した感想』をお伝えします。
HHKBを買おうか迷っている人、HHKBの試用感が気になる人は、参考になるかと思います。
HHBKとは?
Happy Hacking KeyBoard(ハッピーハッキングキーボード)の略です。これだけだと危ない感じに聞こえますね……
このHHKBの特徴は、『静電容量無接点式』という作りをしていて、使いやすく、疲れにくい(と言われている)こと。
HHKB以外で静電容量無接点式を採用しているキーボードは、リアルフォース(リアフォ)やフィルコのキーボードなんかがありますね。
「その使いやすさはすさまじく、一度使ったら、もう他のキーボードは使えない」なんてうわさもあるほど……
ぼくは色々なキーボード使ってきましたが(マイクロソフトのエルゴノミクスキーボードとか)、静電容量無接点式は未知の領域。
静電容量無接点式のキーボードは家電量販店にもなかなか置いてないので、試し打ちもできないんですよね。
HHKBは超高級キーボードとしても有名で、値段はなんと約3万円もします。高すぎる……
しかし! 2018年夏、偶然にもamazonのプライムデーの割引対象になり、10%も割引されました。
3万円が2万7千円で買えるじゃん!これはもう買うしかない!みたいな大学生チックな発想で、ポチった次第です。
静電容量無接点式キーボードとは?
バネを使ったキーボードです。
「普通のキーボードってバネじゃないのかよ!?」ですって?
そうなんです。その辺のキーボードはバネを使っていません。
普段よく使うキーボードは、
- メンブレン式(デスクトップキーボード)
- パンタグラフ式(ノートパソコンのキーボード)
といわれていて、ラバー(ゴムみたいなもの)を使って反発力を出しているのです。
左が普通のキーボード、右がHHKB 出典:Happy Hacking Keyboard HHKB Professional2 Type-S | 特長 | PFU
詳しくはこちらの記事がわかりやすいです。>>>キーボードはどこが違う?価格と性能 | 初心者のための入門講座
バネを使ったキーボードは次の2種類。
- メカニカル式(ゲーム用に多い。青軸とか)
- 静電容量無接点式(HHKB、リアルフォースなど)
メカニカル式の構造
メカニカル式と静電容量無接点式は、どちらもバネを使っています。最大の違いは、『接点があるかどうか』です。
メカニカル式は、バネを使っていますが、接点まで押し込むと文字が入力されます。スイッチが底にあるわけです。
しかし静電容量無接点式は、キーを最後まで押さなくても、バネの静電気を利用して、文字が入力されるんです。
これが押しやすいのなんのって! 今まで使ってたキーボードと、『打ち比べ』をしてみると、歴然の差なんですよね。
まず。最後まで押し込まなくても入力されるので、『うちもらし』が減りました。
そして、バネの適度な反発によって、長時間の入力でも疲れにくく感じます。まだ買ってから1週間しか経ってませんけど笑
HHBKを買ってよかったと思うところ4つ【レビュー】
とりあえず、買ってから1週間つかいまくりました。すでに累計10万字くらいは入力していると思います。
ここいらでファーストレビューです。
HHKBのいいところ1『打ちやすくて、疲れない』
打ちやすい is GOD
疲れない is GOD
うわさどおり、本当に打ちやすい。「ほわぁーーーー!!!!」と声を出して感動しました。
いや本当にすごい。これが真のキーボードの姿か!具体的にいうと、キーを押すときに必要な力『押下圧』が少ないため、指の負担が軽減されました。
押下圧について、もう少し詳しく考察してみます。
- HHKBの押下圧は45g
- 通常のメンブレン式キーボードの押下圧は50〜60gくらい
仮に、メンブレン式のキーボードの押下圧を55グラムとしますね。
そうすると、1文字入力するに10gの力の差がでます。100文字になると、累計で1000g=1kgも差が出るわけですよ。すごい衝撃的な数字ですよね。
休日のぼくは1万字程度入力するので、100,000g=100kg!!!!
1日で100kgも指にかかる力が軽減されるんですよ! 疲れにくくなるもの納得ですね。
HHKBのいいところ2『テンキーという無駄がない』

HHKBにはテンキーなどがなく、横幅はたったの30cm。ノートパソコンのキーボードの幅とほぼ同じです。
コンパクトで机の上がスッキリしました。
最近のぼくは、ミニマリスト的な思考回路になってきておりまして、テンキーという無駄が省けるのが、とっても嬉しいわけです。
テンキーあんまり使わないし。
もちろん、HHKBを買う前は『テンキーがないことに対する不安』もありました。今までテンキーなしのキーボードは使ったことがなかったので、実はかなりビビってました。
ところが、1週間HHKBを使っても、テンキー欲しいなと思ったことは1度もありませんでした。
そもそも、事務作業でもしない限り、テンキーなんて必要ないんですよね。あったら便利。けど、なかったらないで、欲しいとも思わなかった。
てことは、家のキーボードにテンキーがあるのは無駄! 捨てるぞ捨てるぞミニマムミニマムぅぅぅぅっ
また、テンキーがないと、マウスが近くなって使いやすかったです。思わぬ行幸。
HHKBのいいところ3『耐久性が高く、実はコスパがいい』
静電容量無接点式は耐久性が高いことでも知られています。10年単位で使っていけることでしょう。
“このキーボードは10年使う覚悟で買え!”とのこと。
使用者を選んでしまう商品ですが、多数のワイヤレス化の要望をいただき、製品化に至りました。:
Bluetooth搭載の高級キーボードは3万円でも買いか? https://t.co/LXjwGGINq8 #HHKB— HHKB OFFICIAL (@PFU_HHKB) 2017年4月6日
ぼくは休日なら1万文字くらい入力します。それくらいの入力数だと、1年でキーボードが壊れるんですよね。実際それくらいの頻度でキーボードが壊れていました。
1年に1キーボード。1キーボードで5千円だとすると、10年で5万円。やっすいキーボードを消費するより、安くなりそうです。
また、3万円を10年(3650日)で分割してみると……
30,000円 ÷ 3650日 = 8,2円/日
1日あたり、約8円で、HHKBを使えるわけです。これくらいなら安く思えなくもないですね。
HHKBのいいところ4『かっこいい』
HHKBはかっこいい。
見てください、このデザイン。かっこいいですよね?かっこいいですよね???
文字の印刷は、同系色の黒を使っており、重厚な雰囲気がプンプンです。サブリメーション印刷という、印刷が剥がれないものを使っています。
キートップの刻印に、鮮明で耐久性の高いサブリメーション(昇華)印刷方式を採用。
どんな酷使にも刻印が薄れず、汚れもつきにくい高品質な印刷です。
出典:Happy Hacking Keyboard | HHKB Professional JP | 特長 | PFUより
また、ローマ字入力なら使わない『かな』の印刷がないため、シンプルで美しい。
普段から使うものは、かっこいい方が気持ちがいい。気持ちがいいと、使っているのが楽しい。
道具は楽しく使えるものが、1番いいものだと思っています。
HHKBのよくなかったところ3つ【レビュー】
お次はHHKBの微妙なところです。まだ使って1週間なので、慣れたら変わってくるところもあると思います。
でも、とりあえず書き留めておこうと思います。
HHKBの悪いところ1『パームレストがないと疲れる』
パームレスト必須です。
パームレストというのは、キーボードやマウスを使うとき、手首を置いておくところ。マウスパッドにクッションがついてるやつ、あのクッションをパームレストといいます。
HHKBは、キーストロークが深いため、キーボードが分厚くなります。
そのまま使おうとすると、手首を持ち上げないといけないのです。これが疲れる。
パームレストを買ってきました。しかし、これでもちょっと低い。もうちょっと高いのを買っておくべきでした…… 今はパームレストの下にタオルを置いてます。
おそらく、ノートパソコンのキーボードに慣れている人は、かなり疲れると思います。
パームレストがあれば、とくに疲れません。HHKBを持ち運ぶとき、パームレストも一緒に持っていかないといけませんね。
「HHKBを持ち運ぶなんてアホかこいつ」ですって?
あなたはまだ知らないのです……静電容量無接点式を……HHKBの沼を……
もうHHKB以外のキーボードを使うのは、ストレスでしょうがないんです…… ネカフェにHHKB持ち込んで作業しているんです……
HHKBのよくないところ2『Bluetoothの接続不良』
遅延は今のところ感じていません。ただ、使用中に接続が切れるのは3回ほどありました。
ただ接続が消えるんならいいんですけど(よくないぞ!)直前のキー入力が繰り返されたことがありました。
たとえば、『こんにち(接続OFF)は』だと、『こんにちちちちちちちちちちちちちちち』って入力される事件が・・・・・
買ったばかりで、設定も全然していないので、これから安定しくるはず……だよね?
【2018年7月23日追記】Mac用のドライバーをつっこんだら解決しました!
HHKBをMacに対応させるドライバーがありました。こりゃうっかり。
HHKBの公式HPからダウンロードできます。>>>Happy Hacking Keyboard | Macintosh用ドライバダウンロード | PFU
ドライバーをインストールしてから、上記のバグ(?)は起きていません。接続不良もなく快適です!
Mac用のドライバーは不要か
HHKB公式サイトによると……
HHKB professional BT にMac用のドライバのインストールは必要ありません。
というわけで、HHKB professional BT には、Mac用のドライバは必要ありませんでした。すみません。
コメントで指摘していただきました。kazukazuさん、ありがとうございます。
【2018年8月追記】Bluetoothの接続不良の解消方法(?)
現在、ドライバなしでも、接続不良はほぼ起きていません。ただ、特定の行動をすると、接続不良が起きる気がします。『気がする』です、体感です。
特定の行動とは、『他のBluetooth製品と同時に接続する』ことです。これをやめると、接続不良はほぼ発生しなくなりました。詳しく説明しますね。
Macは、スリープモードにはいると、Bluetooth製品との接続が切れます。そこで、スリープから解除するたびに、HHKB(Bluetooth)とマウス(Bluetooth)を再接続していました。
今まで、再接続をほぼ同時にやってたんです。(マウスを適当に動かして再接続 & HHKBの電源をいれて再接続)
でも、マウス接続→30秒くらい待ってHHKBを接続すると、不具合がとたんに減ったのです。逆に、マウスとHHKBを同時に接続すると、いまだに不具合がでます。
確証は全くありませんが、HHKBの接続不良は、他のBluetooth製品によるものかもしれません。
他のPCでも再現性があるかはわかりませんが、参考になればと。
HHKBのよくないところ3『月曜日が憂鬱になる』
静電容量無接点式を使うと、底打ち(キーボードを1番下まで押し込むこと)しなくなっていきます。
しかし、会社のキーボードはメンブレン式。メンブレン式には接点があるので、底打ちしないと入力できません。
それがとっても苦痛なのです。『ズドン!』って勢いでキーを押さないと、反応してくれない。
土日、HHKBで最高のキーボード入力を満喫したのに、会社のキーボードは使いにくい……
そんなわけで、月曜日が憂鬱になりました。うれしい悲鳴なのか。
まとめ:HHKBキーボードレビュー
HHKBをかってよかったところ
- 打ちやすくて疲れない
- テンキーという無駄がない
- 耐久性が高く、実はコスパがいい
- かっこいい
HHKBをかって、よくなかったところ
- パームレストがないと疲れる
- Bluetoothの接続不良
- 月曜日が憂鬱になる
約3万円の買い物でしたが、全く後悔していません。このクオリティとわかっていれば、4万でも許せます。
まだ使って1週間。これから先も、定期的にレビューしていこうと思っています。
長々と書いてしまいました。要点をまとめると、『HHKB最高です!』

「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
■もう少し詳しく
≫プロフィール・お仕事の実績
≫お問い合わせはコチラ