こんにちは、イノウエガクです。HHKBを持ち運んでカフェで使うことが多いです。MacBookの13インチにはHHKBがそのまま乗っかって快適に作業できるんですが、パームレストがないと手首が痛い。 公式のパームレストは高いので自分で作ってみることにしました。
今まではこんなふうに持ち歩いていました HHKBパームレスト自作

これを駅前のドトールで、机の上におっぴろげるんですから、わたしも度胸がついたものです。誤解のないように申し上げますと、このスタイルでも大きな問題はありません。トラックパッドが使えませんが、マジックマウスがあるので操作は可能です。しかし街中で広げるには滑稽すぎる。自らトラックパッドを潰して、苦し紛れにマウスを使うのは滑稽です……
そうしてまでも使いたいのがHHKB。わたしはMacBookのキーボードだと、1時間も連続使用すると手が痛くなり耐えられません。
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HHKB日本語版1週間レビュー!良い点4つ・悪い点3つを赤裸々紹介 – ガクマーケティング
こんにちは。ガクマーケの井上 です。 念願のHHKBを購入しました!ありがとうアマゾンプライムデー! そこで今回は『HHKBを1週間使い倒した感想』をお伝えします。 HHKBを買おうか迷っている人、HHKBの試用感が気に […]
バード電子製が販売する、いわばHHKB公式であるセパレート型パームレストは、トラックパッドの左右に1つずつおけます。トラックパッドを使いながら孫氏スタイルが可能です。
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しかし高い。わたしの経済力がないだけの言い訳なのは疑うまでもありませんが、技巧が凝ってるとはいえ木端ひとつに4000円強、高いものは高い。
「それなら自作しよう!」ってのが始まりです。 わたしと同じくHHKBのパームレストを欲しがる人は、ネット上に山ほどいます。参考資料は余りある。
わたしが参考にしたのは、ワンバイフォー材という、安価で簡単に手にはいる木の板を パームレスト風に加工するもの。ネット上では有名なやり方です。木材をカットしたり、ヤスリがけなど面倒な手間はありますが、これで作ってみようではありませんか。
ワンバイフォー材を買おうと思ったら HHKBパームレスト自作
お盆休みを使って、ホーマックにお出かけ。ホーマックでは木材を切ってくれるはずなので、自分のMacBookを持っていき現物合わせをしながらカットしてもらいます。しかし……
店にはいった瞬間に、パッと目に留まるものがありました。それがこのウッドパーツ。

10センチ×7センチに裁断された木材です。パームレストに丁度良いサイズ。値段は1つ110円。四辺は丸く加工済みですし、ヤスリかけも最後の仕上げ程度で良さそうで、とてもよく見えます。

ワンバイフォー材は1本(2m弱)で300円くらいなので、単価でみるとウッドパーツは高額です。しかしたった20cmのパームレストをつくるのに2m弱のワンバイフォー材は無駄なもの確かでありまして、そうするとウッドパーツを買うほうが楽そうです。
そう思ったわたしはウッドパーツ2つを手に取り、いそいそとカバンからMacBookとHHKBを取り出します。そして、おもむろにセット。

するとぴったり。まさにパームレストのために作られたようなサイズ感です。これにしましょう。
材料費わずか1215円(税込) HHKBパームレスト自作
ホーマックで購入したのは先程のウッドパーツ2つ、紙やすりを2種類、 滑り止め用のゴムシートを2つ、木材とゴムシートを接着するための接着剤を1つ。
- ウッドパーツ 110円×2個
- 紙やすり150番 36円× 1個
- 紙やすり400番 36円× 1個
- 接着剤 635円× 1個
- ゴムシート 144円×2個
- 合計 1,215円
わずか1215円でパームレストの材料が揃ってしまいました。接着剤とゴムシートを100円ショップで売っている滑り止めにしておけば、もっと安くなるでしょう。500円を切るのも夢ではありません。
つくってみる HHKBパームレスト自作
ウッドパーツは1袋の中に2枚の板が入っています。

HHKBの横において高さをみてみると1枚では少し足りなさそうです。


2枚重ねて使うことにして、木工用ボンドでくっつけてしまいます。 木工用ボンドは家にあったよ。




ボンドが渇いたのでヤスリをかけます。四辺はきれいに縁取りされてるんですが、端にバリが残ってます。直接手を乗せる部分のためトゲは厳禁。紙ヤスリで丸くしていきます。

バリさえ取れれば十分です。たぶん、400番のヤスリだけでも充分な気がします。

最後に滑り止めのゴムシートを貼っていきます。馬鹿正直に、ホーマックでゴムシートと接着剤を買ってきました。これだけで900円近くかかっています。このパームレストの材料代のほとんどは、この滑り止めなのでした。ダイソーで滑り止めかったらよかった。

現物合わせでカットしていきます。ヤスリで角を削っているので正確に測るのは難しい。こういう時は諦めて現物合わせ。

接着剤をぬって、ゴムを貼れば完成です!



できた HHKBパームレスト自作


MacBookに乗せてみると良い具合です。
しかし滑り止めのゴムシートは思ったよりも滑る。滑り止め以外に MacBook の傷防止も兼ねているので致し方ないか。あまり柔らかいゴムを使うとゴムが擦れてカスが出ちゃったりするかなと思って、比較的硬めのゴムを買ってきていました。滑るのが気になるという方は、より弾性の強いゴムを選ぶといいと思います
それと、ちょっとMacからはみ出ます。大体一センチほど。

気になる方はノコギリでカットするか、ウッドパーツを使わずにワンバイフォー材でサイズぴったりに作るのが良いかなと。
しかしはみ出るメリットもあります。手首を置くスペースが広くなります。逆にこれくらいがちょうどいいのかなと。なかったら窮屈な感じがしそうです。

パームレストの高さは思った通りピッタリです。 快適に入力できます。 しかしパームレストに手を乗せたままトラックパッド操作するのは思ったより快適ではありません。

パームレストとトラックパッドの間に段差があると、指を伸ばして操作しなきゃいけなくなって少し感覚が変わります。これは予想外。トラックパッドの操作性を重視するのであればパームレストは低めに作った方がいいかもしれません 。
木製のパームレストの心地よさ HHKBパームレスト自作
木製のパームレストは初めて使いました。いいものですね。クッション性がないので手首が痛くなるかなと思っていたんですか、何というのでしょう、木の柔らかさ言うのか、あんまり手首が痛くなりません。
クッションのパームレストも柔らかくて良いのですが、ずっと手を置いていると汗ばんだりします。木製パームレストではそのような事は(今のところ)ありません。まだ3時間ほどしか使っていないので、これが10時間以上つかったときにどうなるかは、また別のブログに書いてみようと思います。
手汗や油が染み込んで色が変わる可能性もあるみたいです。こちらのブログ(【DIY】HHKB用にウッドパームレストを自作!作り方を紹介するよ)でお見かけしました。
【DIY】HHKB用にウッドパームレストを自作!作り方を紹介するよ
買っちゃいました。高級キーボードのHHKB Pro JP!いやあ~高かっただけあってその気持ちのいい打鍵感にはまっています。我ながらキーボードだけで◯万円とかよく買ったなと思います。買ったのは↓のモデルです。PFU Happy Hackin
何か対策をしたいとは考えているのですが、ニスを塗るのも何か違うなぁと。理想は「焼き杉」とか「コールタールを塗った色」みたいになってくれればいいんですが、そのためだけに塗料を買うのが非常にもったいない。 様子見するとします。
注意点 HHKBパームレスト自作
もしキーボードブリッジがあるなら、パームレストは高めにつくっておくべし。
HHKBの持ち運びで必要となるもう一つのアイテム、それがキーボードブリッジ。MacBookの上に置くアクリル板の事ですね。HHKBはアクリル板がなくてもMacBookの上に乗せる事は可能ですが、少しでもずれるとゴム足がキーボードと接触してしまいますので、それを予防するためにキーボードブリッジが販売されています。
キーボードブリッジを乗せるとキーボードの位置があがります。5mmかそれくらい。


それ込みでパームレストも作らないと使い勝手が変わってしまう可能性があります。
100円均一でもつくれる HHKBパームレスト自作
そういえば今回作ったパームレストは、要するに木があれば作れます。今は100円ショップに良い厚さのベニヤ板が売っていたりするので、お家にノコギリがある方は100円ショップの木材をカットしてでも作れるような気がします。 理論上は、100円ショップの板(100円?)+滑り止めシート(100円)で作れる可能性もあります。
まとめ HHKBパームレスト自作

わずか1215円で HHKB のパームレストを自作しました。滑り止め&傷防止のゴムシートを100円ショップで買ってくれば、おそらく500円前後でつくれると思います。
DIY が苦手なわたしでもそれなりの完成度になったと思います。作業時間は1時間ほど。誰でも簡単に作れると思います。
しかしかっこよさでは公式にはかないませんね。ドヤ顔でパームをレストさせたいなら、買っちゃおうぜ、公式パームレスト!
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アクリル板も自作しちゃった HHKBパームレスト自作
本当はパームレストだけ作る予定だったんですが勢い余ってキーボードブリッジも作っちゃいました。かかった材料費はおよそ2000円前後。公式通販だと4000円近くするので、約半額でつくれる計算です。興味がある人は是非見てみてください 。
(ただいま記事作成中!もう少しお待ちくださいませ)


既製品と同じクオリティをDIYでつくろうとすると、金かかるんですよね。大量生産ってやっぱりすごいですね。皆がそんな事実を知りながらもDIYが流行しているのは、コロナによる在宅需要の増加なのか、企業戦略なのか、その両方なのか。(当記事は音声入力で更新しております)

「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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