こんにちは。
この記事では、わたしが3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたことを全てを後悔しています。技術系の試験ですが、参考になればと思ってまとめました。
長いので、ブックマークして、ヒマなときにでも読んでみてください。
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3ヶ月前でも諦めない。公務員試験に挑戦しよう
公務員試験は、3ヶ月まえから勉強しても、合格できます。ただし確率は満足するものではありませんし、辛い戦いにはなります。それでも、合格は可能だと思います。
偏差値45の底辺大学生だった僕ですが、3ヶ月の勉強で公務員試験(国家一般・技術職)に合格しました。
公務員試験に合格すると、人生のある程度は保証される大事なイベントです。コロナウイルスの出現で、公務員の安定さが、また注目されるようになりました。
今後も、コロナウイルスのような、誰も予想し得ないトラブルによって、民間企業が倒産する可能性はあります。そう思うと、公務員が魅力的に思えますね。
厳しい挑戦になるとはいえ、後悔しないよう、全力でなりたいものを目指してみる/安定する公務員を目指すのも大切です。
そもそも、3ヶ月で公務員試験に合格できるのか?
あまり頭の良くない大学に行っていた井上でも国家公務員(開発局)に合格できましたし、不可能ではないと思います。
もしあなたが、「あと3ヶ月しかないから、公務員はあきらめよう」と悩んでいるなら、まだ諦めるのは早いと思います。
自治体によっては、人口減少のため定員割れしていることも良くあります。3ヶ月で国家総合を狙うのは大変かもしれませんが、人口の少ない地方自治体は合格できたりするのです。
もちろん、3ヶ月しかないので、勉強はハードになります。
公務員試験の辛さ/息苦しさについて、別記事で話しています>>>公務員試験ってやっぱり大変?勉強中の辛い・ハードな体験談を教えて
それでも、たった3ヶ月の地獄です。合格してしまえは、何十年も安定するのですがから、3ヶ月の地獄は乗り越えられるハードルでしょう。
はじめに:ガクマーケの井上の学力
まずは僕の学歴などを紹介します。
ガクマーケの井上の学力など
- 最終学歴:大学(偏差値は45くらい)
- 資格:なし
- TOEIC:やったことない(英語は中学生レベル)
- 毎日の勉強時間:なし(テスト前一夜漬けタイプ)
- バイト:公務員試験の勉強中はやってない
- 公務員試験を始めた時期:大学3年生の2月から
- 総評:頭はよくない
大学なんて酷いもんで、授業中はパズ○ラやってました。
こんな頭脳でも、国家一般(技術)に合格できました。公務員試験は、パズルのような問題や、基礎的な日本史などが出題されます。学歴で大きくスタート地点は変わりません。
さて、次章からは、実際に3ヶ月で合格するためにしてきたことをまとめました。参考になれば幸いです。
3ヶ月で公務員試験に合格するためにした8つのこと
僕が3ヶ月で公務員試験に合格するために、最初にしたのが次の8つです。
- リサーチ
- 全体の勉強範囲を知る
- 捨て科目を決める
- 参考書を用意しよう
- 勝負科目の優先度を決めよう
- 合格までの勉強スケジュールをたてよう
- 1日の勉強時間をきめよう
- 効率よく勉強する方法を学ぼう
順番に説明していきます。
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと① リサーチ

公務員試験の基本ステップは、情報収集です。なにはともあれ、試験の日程・試験科目・採用人数などを調べましょう。
しっかりと情報収集すると、
- 必要最低限の勉強で、いろいろな自治体を受験できる
- 公務員試験の情報をまとめたサイトがわかる
といったメリットがあります。
情報収集のやり方については、次の記事で解説しています>>>公務員試験の基本ステップ!情報収集のやり方を丁寧に教えます
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと② 試験範囲のボリューム感を体感する
全体でどれくらい勉強をしないといけないのか、そのボリューム感を味わいましょう。
試験範囲を見てみると、公務員試験がどれだけ特殊な試験なのか分かると思います。あまりに範囲が広すぎるため、まずもって全範囲の勉強はできません。
そうやって”焦り”を出して、モチベーションを出すのも、1つのテクニックです。
公務員試験は「一般教養科目」と「専門科目」の2種類で作られる
高校受験や大学受験でも、「科目」がありましたよね。公務員試験でも同じように、約30の科目があります。
その30科目は大きく分けて、
- 一般教養試験
- 専門試験
の2つに分類されます。
公務員試験の「一般教養試験」って、どんな試験?

一般教養試験とは「一般常識」と「論理的な思考能力」をはかる試験です。
国・県・市町村、どの自治体でも、一般教養試験は出題されます。勉強必須なわけです。
暗記と慣れが重要な試験で、勉強の成果がでるのが遅いので、勉強は苦労すると思います。
一般教養試験については、別記事でもっと詳しく解説しています>>>関連記事一般教養試験の大特集!一般教養試験をわかりやすく解説&勉強のアドバイス!
公務員試験の「専門試験」って、どんな試験?
専門試験とは、受験する職種にかかわる「専門的な知識」をはかる試験。
専門試験は、出題されない自治体もあります。専門試験を勉強する余裕がないときは、専門試験がない自治体を探すのもありかもしれません。
基礎的な知識だけでなく、応用力も求められる難しい試験です。
本屋で、各科目の過去問を見てみよう
公務員試験の勉強は、過去問(スー過去)に取り組むのが基本です。
スー過去ってなに?
「新スーパー過去問ゼミ」という、公務員試験の過去問をまとめた本のこと。
「新スーパー過去問ゼミ」略して「スー過去」
出版社公式HP>>>「新スーパー過去問ゼミ5」シリーズ 【教養分野】【専門分野】 が順次発売!
スー過去のボリューム≒勉強量と思っていいです。本屋に行ってみて、各科目のスー過去の分厚さを見てみましょう。
「3ヶ月でできる量なのかよ」ってくらい分厚いです。焦りを感じてパワーを出していきましょう。
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと③ 捨て科目を決める

捨て科目を作りましょう。全部を勉強していては、公務員試験には合格するのが難しくなります。
配点の少ない科目は捨てて、配点が多い科目を勉強する。これが捨て科目の基礎的な考え方です。配点の多い科目を勉強するので、当然得点はあがります。
捨て科目を上手に使えば、あなたが公務員試験に合格するのは、ずっと簡単になります。
僕が公務員試験に合格するときも、かなりの科目を捨ててました。そのおかげで、点数配分の大きい科目の得点を伸ばせました。
捨て科目を作ることで、最低限の勉強で、得点を伸ばせます。絶対やりましょう。
捨て科目を作って、効率よく点数を伸ばしたい人は、こちらの記事がオススメ。>>>捨てれば勝てる!公務員試験の捨て科目の選び方・捨てるメリットを解説
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと④ 参考書を準備しよう
入門書1冊+過去問(スー過去)1冊でOKです。普段の授業で勉強している科目なら、入門書はなくても大丈夫。
公務員試験は過去問が必須。過去問に始まり、過去問に終わります。
それほど、過去問と同じ問題がでます。信じられないと思いますが、過去10年分の過去問を見れば、本当に問題に変化がないことがわかります。
僕が試験を受けたときは、「過去問とほぼ同じ(数値が違うだけ)」もありましたし。
オススメの参考書については、こちらで解説しています。»【2019年】公務員試験に受かるオススメ参考書26冊紹介【合格者愛用】
ポイントは次の2つ。
- 参考書は、入門書1冊+過去問1冊でOK。
- 過去問にとりくむのがオススメ
▼他にもあります!公務員試験メニュー
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと⑤ 勝負科目の優先度を決めよう
捨てない科目(勝負科目)の中でも、優先度は決めておきましょう。
闇雲に勉強すると、「これ勉強するの忘れてた~」なんてことになります。(なりました)
一般教養科目と専門科目で、わけて解説しますね(詳しくは別記事で解説)
一般教養科目

一般教養科目の中でも、数的推理と判断推理は、とくに配点が多いです。
暗記+慣れが必要で、一朝一夕では習得できません。しかし、暗記して慣れてしまえば、簡単なことも特徴です。
もちろん、周りのライバルもあなたと同じように考えて、数的推理と判断推理は正解を狙ってきます。ライバルと差をつけられないように、優先的に勉強しましょう。
一般教養科目について、ちゃんと勉強しておくと、効率よく勉強できますよ。
どれが優先科目なのか、戦略をたてれるからです。
一般教養試験については、もっと詳しく知りたいなら、一般教養試験の大特集!一般教養試験をわかりやすく解説&勉強のアドバイス!を読んでみてください。
専門科目
専門科目は、一般教養科目の合間に勉強。
大学で勉強していたこともあり、過去問を数週して終わりでした。入門書は勉強済みの内容であれば必要ありません。
科目のポイントまとめ。
- 優先して勉強するのは一般教養科目の、数的推理・判断推理。
- 数的推理・判断推理は配点が多いけど、暗記と慣れが必要で勉強に時間がかかる。
- 専門科目は、大学で勉強していることの応用。
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと⑥ 合格までの勉強スケジュールを立てよう
各科目ごと、1ヶ月ごとに、なにを勉強するか決めました。
時期に関係なく、常に勉強するもの
一般教養科目:数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈、時事
専門科目:配点の多いもの
試験1ヶ月まえから勉強したもの
一般教養科目:思想、地理、地学
専門科目:配点が少ないけど、捨てるほどでもないもの
面接・論文
面接・論文は試験1ヶ月前から対策してましたね。無事に最終試験まで合格できたので、問題ないでしょう。
面接・論文対策は、公務員試験の面接・論文対策はいつから?で解説しています。僕の経験談から来る情報も発信していますので、ぜひ読んでみてください。
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと⑦ 1日の勉強時間を決めよう
公務員試験は1000時間勉強すれば、合格ラインといわれています。
3ヶ月で1000時間勉強するなら、1日12時間必要です。
1日の勉強時間
- 3ヶ月(90日)前から:1日約12時間
- 半年(180日)前から :1日約6時間
- 9ヶ月(270日)前から:1日約4時間
- 1年(365日)前から :1日約3時間
「公務員試験の勉強時間」については、別記事でも解説してます。>>>公務員試験はいつから勉強すればいいんじゃい!って質問に答える
何時間勉強すればいいかわかったら、勉強時間を確保することを最優先にして、生活習慣を作り直します。
勉強時間を確保するのが、なによりも大切です。ただでさえ、スタートが遅かったので、時間はできる限り確保するようにしていました。
3ヶ月で公務員試験に合格するためにしたこと⑧ 効率よく勉強するテクニックを学ぼう
公務員試験は勉強時間の勝負です。ですが、もし同じ時間を確保したとしたら、次は勉強効率の勝負になります。
勉強効率アップの工夫を取り入れて、効果的に知識を吸収していきたいですよね。
3ヶ月で合格を目指すのであれば、ライバルに比べて、大きく遅れが出ているのは確かです。なので勉強方法にもこだわっていきたいところです。
泥臭くても、なんでもいいから、できる工夫は全部やる。そんな気持ちで戦っていました。
そんなわけで、勉強効率を上げるテクニックを紹介します。全て僕が実践した方法です。随時更新していきますので、更新をお待ち下さい。
参考書は合格した人が使っているものを買おう
公務員試験は参考書が命
公務員試験の知識はおもに参考書から勉強します。共通の教科書はありません。つまり参考書が公務員試験の合否を決めるわけです。
絶対合格する参考書はありませんが、合格した人が共通して使っている参考書はあります。そんな『神参考書』を紹介します。
【2019年】公務員試験に受かるオススメ参考書26冊紹介【合格者愛用】
大量の知識を、一気に頭に叩き込む勉強法

「この勉強法のおかげで、3ヶ月で合格した」といっても過言ではありません。自分の限界をこえて、知識を頭に叩き込めます>>>公務員試験のオススメ勉強法【鬼速復習勉強法】で忘れない記憶を作れ!
勉強に最適な時間帯を把握する
勉強をする時間帯で、集中力=効率もかなり変わってきます。
「1日12時間も勉強するのに、時間帯なんて関係あるの?」と思うかもしれませんね。
しかし、勉強の時間帯と効率には関係があります。正しい時間帯にやれば、過去問をこなすスピードが1.5倍くらいになります(体感)たくさん試行錯誤した方法です。
〜coming soon〜
勉強効率を2倍にする参考書の使い方
参考書を正しく使えば、勉強効率は2倍になります。
独学が基本の公務員試験は、参考書にはじまり、参考書におわります。それなら、参考書の使い方は、すごく重要なポイントになるわけです。
どうすれば、もっと使いやすい/もっと覚えやすい参考書になるのか?
ノートを作るなんて非効率な方法はいらない、効率を追求した方法を紹介します。
〜coming soon〜
公務員試験の面接・論文対策は?
個人面接
公務員試験の面接対策は、個人的には1ヶ月前から十分だと思います。準備すべき想定質問は、そんなにたくさんありません。
志望動機、民間との違いなど、よくある質問に対して、矛盾なく回答できるようにしておけば十分かと思います。
その辺の、準備が必要な考えておくべき想定質問・マナーあたりも別記事で紹介しますね。
また、僕が受けたときは、ちょっと変わった質問もありました。
個人的には「想定質問やマナーの準備」より「ちょっと変わった質問に、どう対応するか?」のほうが重要だと思います。
面接対策記事はこちら
グループワーク対策
グループワークは、特殊な面接なので、事前知識が必要だと思います。
グループワークについての事前知識がないと、グループのメンバーに置いてかれて、不安になって・・・と負のスパイラルに。
実際、何にも知らないと、ボッコボッコになるはずです。
対策はこちら>>>公務員試験のグループワーク対策講座のまとめページ【全4回】
論文対策
論文対策は、ネットで情報収集して書き方を勉強しました。
一般教養科目にある「時事」で日本の主要ニュースを把握しておくと、ネタに困らないと思います。
論文の書き方も記事にしているので、ぜひチェックしてみてください。
理系の国語ヘタでも大丈夫!公務員試験の論文テンプレート構成と書き方まとめ
●●だけで公務員試験の論文が上達した人にインタビューしてきた!
よくある質問「1ヶ月で公務員試験に合格できる?」
できます。たぶん。定員割れしている自治体を狙うのが現実的です。
ライバルは、1年かけて、1000時間勉強してきてます。そんなライバルたちに、流石に1ヶ月で対抗するには、1日24時間勉強しても足りないと思います。
近くの自治体で、倍率が低いところを探してみてください。意外と近場にそういった自治体があったりするのです。
倍率を調べるときは、ここが便利です(外部リンク)>>>参考サイト公務員試験倍率一覧
よくある質問「専門試験勉強したくないんですけど?」
たしかに、専門試験を勉強するのは大変ですからね。僕も嫌々やってました。
一般教養だけで受験できる、地方の市役所を受けてみてはどうでしょうか? それなら専門試験は勉強しなくても大丈夫です。
専門試験があるかどうかは、各自治体のホームページを確認するのが確実です。「今年から試験科目変わります」という自治体もありますので、しっかりチェックしてくださいね。
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「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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