Q.公務員試験の勉強は大変ですか?
A.めっちゃ大変でした。
これから公務員試験を受けようと思っている方は、果たしてどれくらい茨の道なのか気になっている方も多いと思います。
そこで今回は、3つの自治体(国・県・市)で試験を受けた僕が、
- 公務員試験がどれくらい大変だったのか?
- なにが大変だったのか?
を紹介します。
公務員試験で大変・辛かったこと①:勉強が辛い!!!
もう勉強したくない! と、いきなり夜のドライブに駆け出すくらい勉強が辛かったです。ホントにつらかったです。
僕が公務員試験を始めたのは、2月から。公務員試験の3ヶ月前から勉強を始めたんです。
3ヶ月で合格するために、1日に12時間以上も勉強しました。
集中力はなくなるし、頭は痛くなるし、いくら勉強しても成果が見えないし、不安な日々でした。人間、1日に12時間も勉強するのは無理があるんです。
勉強もいろいろ工夫してました。
お昼ご飯を食べると眠くなるので、朝の勉強時間を伸ばそうと、朝5時から起床して勉強してました。
勉強中の僕のスケジュールは以下の通り。
- 05:00 起床
- 06:00 無人の学校で勉強開始(6時間勉強)
- 12:00 昼飯
- 13:00 勉強再開
- 20:00 勉強終わり(7時間勉強)
これを毎日続けてました。今思うと、人生で一番勉強してましたね。
公務員試験で大変・辛かったこと②:試験が違う
「試験対象の違いで、勉強内容を変えないといけない」のが、非常に大変なものでした。
公務員試験を受けるときは、国、県、市の3つは、たいていの人が受けます(滑り止め)
そして、国、県、市のそれぞれ3つが、別々の試験範囲・出題傾向なんです。勉強範囲が被っているところもあれば、全く違うところもある。
「本命は国家公務員なんだけど、県庁の勉強も一応しとかなきゃ」と思った僕は、国家公務員試験で必要な知識に加えて、県庁で必要な知識も勉強してました。
これは僕だけでなく、多くの方が経験していることだと思います。
公務員試験で大変・辛かったこと③:模試を受けてなかった

あまりに過密なスケジュールなので、模試を受ける暇もありませんでした。アウトプットする勉強が大切なのも分かりますが、インプットする時間がそもそも足りない状態です。
そのため、模試を受けずに勉強し続けていました。結局は良い判断だったと思います。しかし、そのダメージも大きかったです。
模試を受けないで挑戦したため、困ったのが下の3つ。
- 自分の知識のレベルがわからない
- 試験の雰囲気がわからない
- 時間配分の練習ができない
自分の知識のレベルがわからない【公務員試験の模試を受けなくて大変・辛かったこと】
自分の知識がどのレベルか、全くわかりませんでした。受かるのかずっと心配に思いながら勉強していました。
自分の勉強が十分なのか、わからないのは不安です。そのストレスは重いものでした。
模試を受けないでチャレンジするストレスを考えると、「インプットする時間が足りないのは仕方ない、まずは実力を把握するためにもしにチャレンジする」という判断をしてもよかったですね。
試験の雰囲気がわからない!【公務員試験の模試を受けなくて大変・辛かったこと】
どんな人数で、どんな年齢層で、どんな空気感で試験を受けるのか。いわゆる、”試験の雰囲気”がわからないと、当日は不安でした。
当日の”体力の消耗具合”なんかも、模試で体感できるんですが・・・
最初に受けた試験では、雰囲気がわからなくて本当に不安でした。
時間配分の練習ができない!【公務員試験の模試を受けなくて大変・辛かったこと】
公務員試験は時間との戦いです。試験にどれくらいのボリュームがあって、どんな時間配分で問題を解けはいいのか? を掴むには、実際に模試を受けるのが一番。
解けそうで解けない問題にあたったときの判断、残り時間に焦りを感じながら問題を解く。この感覚は、時間制限のある試験をやらないと、なかなか掴めないと思います。
僕は3回目の試験(市役所)で、ようやく時間配分がうまくできるようになりました。1回目・2回目の試験では、時間配分はボロボロ。毎度焦って回答していました。
さて、模試を受けないで困ったポイントをまとめてみます。ようするに、模試は受けておきましょう。悪いことはありません。
- 自分の知識のレベルがわからない!
- 試験の雰囲気がわからない!
- 時間配分の練習ができない!
公務員試験で大変・辛かったこと④:交通費・宿泊費がたかくて財布が辛い
公務員試験は、1自治体あたり、3回は移動が発生します(1時試験・2次試験・3次試験)
遠方の会場なら、往復の交通費・宿泊費が3回分かかります。もちろん滑り止めで複数の自治体を受けるので、費用はバカになりません。
本当に、思った以上にかかります。節約しとくといいですね。心の安心にも繋がります。
詳しくは、別記事でお話していますので、ぜひ読んでみてください»公務員試験の受験料金はいくら?【無料】に隠された罠に気をつけろ!
公務員試験で大変だった・辛かったこと⑤:試験勉強・面接対策、2つの両立が辛い

最初は試験勉強だけでいいんです。
しかし、いろいろな自治体を受けると、1次試験と面接の時期が被るんです。
僕の場合は、7月頃になると、国家試験の2次試験(面接)と、県庁の1次試験がほぼ同時に・・・なんてことがありました。
どうしても1次試験対策を重要視してしまうため、面接対策はおざなり。面接のスケジュールが決まってから、あわてて面接の対策をはじめました。
そうして1次試験+面接の両立が始まるのです。。。
公務員試験で大変・辛かったこと⑥:自治体ごとに面接の質問がバラバラ
自治体によって質問バラバラなので、それぞれ別の対策が必要なんです。
たとえば、
「なぜうちの自治体を選んだんですか?」
「うちの自治体の〇〇な問題を解決するには、どうしたらいいと思いますか?」
といった感じです。それぞれに自治体ごとに、事前のリサーチが必要で、めんどくさかったですね。
社会人の今となっては、相手のことを事前にリサーチするのは習慣になっています。ビジネスの基本ですね。そういう意味では、勉強になったと思います。
まとめ:公務員試験で大変・辛かったこと6つ
公務員試験で大変だったのは、次の6つ。
- 試験勉強がつらい
- 各自治体で試験が違う
- 模試を受けなくて大変だった
- 交通費・宿泊費が高い
- 試験・面接を両立しなきゃいけない
- 各自治体の面接で質問が違う
公務員試験を受けるなら、きっと同じ壁にぶち当たるはずです。公務員試験はメンタルが追い込まれるものです。
「もう勉強したくない!」と思ったときは、何にストレスを感じているのか洗い出してみるのがオススメです。
困難は分割せよ、といいます。まずは、何が困難なのかをハッキリさせましょう。形がはっきりしたら、人間誰だって、上手い解決策を思いつくものです。
合わせて読みたい»民間組の内定が決まっていく…┃公務員試験の勉強が辛いときの対処法③

「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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