「強運」を運んでくるのは、偶然でも、神でもなくて、「人」だ
安田正 (2021年). 超一流の強運力 株式会社ポプラ社
世の中には、運が良いのが、確かにいる。
幸運にも出世したり、幸運にもヘッドハンティングにあったり。そういった人が、あなたの周りにも一人はいるのではないだろうか。
そういった幸運の持ち主をみると
- なぜ、こうも、運に偏りがあるのだろうか?
- あの人が成功して、わたしが成功しないのはなぜか?
- あいつは、どうして出世するんだ?
といった疑問を、誰しも一度は感じたことがあると思う。わたしも、ある。どうにも説明がつかないと、憤りを感じたことが、ある。「ラッキー」が等しい確率で起こると信じていたが、これでは、あまりにも偏りがありすぎる。個人のスキルが高いにしても、それでも、運が良すぎる人がいる。
自分は”不運側”で、ああいうラッキーマンにはなれない。しょうがないことだから、諦めよう。なんて思ってしまうこともあった。
だが、その考えが、つい最近覆されることがあった。ラッキーは、自らの工夫でつくることができる。どうやら、幸運な人たちは、ラッキーの当選確率をあげるテクニックを活用しているらしい。
この記事では「フリーランス向けの運を良くする方法」について書いて見ようと思います。
フリーランスにとって、運が強いのは大きなメリットです。自ら営業しなくても仕事が舞いこむようになり、口コミで広がっていけば理想ですが、いかんせん「運」が絡みます。幸運なのは、ギャンブルに勝つ確率を、大きくできることですね。
かくいうわたしも、今まさに試行錯誤している段階でございます。完璧とは言わずとも、ないよりはずっとずっとマシな知識をお届けできるように頑張りますので、どうかお付き合いください。
作った仕事と、来る仕事
フリーランスにとって大切なのは、仕事を作ることだ。仕事の能力は、あまり重要ではない。
誤解のないように言うと、テキトーな仕事でいいというわけではなく、ほとんどの人は、そこにある仕事をうまく処理するスキルはあるし、今あるスキルで完遂できる仕事をとってくれば良い。
たとえば、ホームページ制作で独立したいなら、プログラミングを勉強するよりも、仕事のもらいかたを勉強した方が食っていける。難しいコードをかけるようになっても、仕事を取れないようでは、食べていけない。
重要なのは、仕事を作ることだ。しかし、その新しく仕事を作ることに対しては、わたし含めて大方が初心者も初心者なのだ。
仕事は、2つに分類できる。
- 1つは、自分で作った仕事
- もう1つは、向こうからやって来る仕事
フリーランスで食べていくなら、しばらくは自分で作った仕事がメインになるだろう。ただ、これには1つ問題がある。仕事を作ることに、労力がかかるのだ。仕事を作ることに労力をかけ、作った仕事を処理することにも労力がかかる。一人でやっていくなら、かなりハードになるだろう。体力がつきれば、おしまいだ。
いっぽう、向こうからやって来る仕事は、仕事を作る労力がかからない。来た仕事を、一生懸命にやるだけでいい。個人で活動していくならば「来る仕事」を増やしていかなければ、そう長続きはしない。
話を戻すと、仕事には2種類ある。1つは、自分で作った仕事。もう1つは、向こうからやって来る仕事だ。
運ではなく、必然にするために
目指すは「来る仕事」を増やすこと。運良く、誰かに声をかけてもらいたい。それはつまり、強運になることだ。
この確率は、自らの努力であげられる。もっとも身近な例は「身だしなみを整えること」だ。泥だらけの靴より、ピカピカの靴を履いた方が、好感的に思われる確率はずっと高くなるだろう。
ラッキーの確率をあげることは、人に信頼され、気に入られるテクニックといっても良い。第一印象で気に入られる確率をあげ、その後も定期的に連絡をとり、いつも「気に入られる確率が高いこと」を選び続ける。
わたしの知人が行なっている努力を、いつくか上げてみよう。
- ホームページを作る
- ホームページには、いつも最新の実績が掲載される
- SNSで露出を増やして人目に付く
- 身だしなみを整える
- 服装をプロらしくして、信頼を得る
- 相手が進めたことをすぐにやる
- 人を大切にし、人脈を増やす
- 笑顔でいる
- 定期的に連絡をとる
- などなど…
どれも、面倒なことだし、即効性はない。しかし、これを続けた1年後には、きっと何か変化があるはずだ。
チャンスは今も訪れている
わたしたちは、気づかないうちに、多くの人の目にとまって、その度に落選している。まさに今、わたしのSNSを見た人が、わたしを見定めて「こいつには、仕事は振れないな」と思っているかもしれない。わたしたちは、小さなチャンスを、毎日おとし続けている。
「たまたま声をかけてもらえた」のは、運。しかし「声をかけてもらえるように工夫して、チャンスを掴んだ」のであれば、それは必然だ。声をかけてもらえて当然だ、と言えるようにならなければ、チャンスはこない。
「強運」を運んでくるのは…
強運になるためには、色々とやることが多い。身だしなみは当然だし、名刺も作らなきゃいけない。
やれることが数多あるなかで、特段インパクトが強く、もっとも重視したいのが、人間関係だ。冒頭でも引用したが「強運の作り方」を紹介する書籍に、こういった言葉か書かれている。
「強運」を運んでくるのは、偶然でも、神でもなくて、「人」だ
安田正 (2021年). 超一流の強運力 株式会社ポプラ社
道端に、チャンスが転がっていることはない。誰かが、もってくるのだ。

「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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