今日、ドンキホーテで1060円の財布を買った。今まで使っていたダイソーの財布でも十分だったのだが、構造上カードが折れ曲がりそう。泣く泣くの出費だった。
それでも1060円で十分以上の財布が手に入るのだから、いい時代だと思う。そして、これ以上に高価な財布の価値を考える。
素材の違いもそうなのだろうが、一番はブランド料だろう。買っている本人たちもそれを理解していると思う。ブランドを持つことに満足する。ようするに、お金を対価に、ブランド=人生の満足度を買っていると言えないだろうか。
ではなぜブランドを買うかというと、これが意外と「嫉妬」が原因なのではないだろうか。周りの誰ががポーターの財布を、ヴィトンの財布を、●●の財布を、、、だから自分もブランドを。こんな風に明確に意識してブランドを選んでいることはないだろうが、深層意識で強い影響を与えていると思う。憧れにも近い感情かもしれない。
ただ、それはたいてい身を滅ぼす投資になる。そこで今日は、身を滅ぼす「嫉妬の買い物」を防ぐ、心の保ち方について、頭の中の情報を言語化してみた。
人生の満足度は、お金では買えない
お金をかけることで、人生はよりよくなると思ったら、それは大間違いかもしれない。軽自動車から、憧れのクラウンに乗ろうが、人生の満足度に変化はない。もっといい車に嫉妬し続ける人生を送る。
我ながら「飾り気のない生活」を送っている僕だが、これはもちろんお金を気にしている事による。人生はお金だと思っている。だけど、財布は1060円でいい。人生の満足度は、お金で決まらないと知っているから。
嫉妬には投資しないこと
人生の満足度はお金では買えない。先も言ったが、軽自動車に乗っている人が、憧れのクラウンにのっても、人生の満足度に変化はない。
クラウンに乗っていても、横を走るベンツに嫉妬する。ベンツCクラスに乗っていても、横を走るベンツSクラスに嫉妬する。
「嫉妬」への投資に終わりはない。「憧れ」への投資に終わりはない。常に他人と自分を比べて、ストレスを感じ続ける。軽自動車に乗りながらクラウンに嫉妬を感じることと、クラウンに乗りながらベンツに嫉妬を感じるのは、まったく同じ人生だ。であれば、軽自動車に乗り続けた方が良い。
この無限の浪費ループを避けるには? 精神的に満足する明確な基準を、自分の中で作ることだ。車は動けば良く、時速100キロまで出ればよい、それで満足だ。と満足の基準を作る。
この基準は明確な物でないといけない。自分の中で、性能面でもいいしデザインでもいいし、とにかく明確にしておく。いっときの迷いで、クラウンに嫉妬した時、この明確な基準が自分をセーブしてくれる。
もちろん、クラウンを否定するものでもない。だた、買うのであれば明確な基準が必要だ。
まとめ:人生の満足度をお金で買わないように
良いものを買って、良い家に住み、良い暮らしをする。これは刷り込まれた、ザ・良い人生のようなものだ。
結局、なにが良いもので、何が良い家で、何が良い暮らしかを決めるのは、自分の精神的な基準だけだ。家賃が1万円の安アパートでも、それで満足できるのであれば、一軒家に住むことと人生の満足度に変化はない。
むしろ、明確な基準なしに「良いものを買って、良い家に住み、良い暮らしをする」ことを追い求めると、嫉妬の買い物をし続けることになる。
物質的な買い物では、人生の満足度は変わらない。投資するのであれば、消耗しない「経験」や「自己」を優先したい。

「日本一変なキャリアの元公務員」
北海道在住のライターです。
olbb(株)取締役、ガクマーケティング代表
市役所と北海道庁職員を併任した後、WEBマーケターに転職。2年後に独立し、現在はライター&経営者をしています。
「働き方をもっと自由に、だけど堅実に」がモットー。
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